大人のアスペルガー症候群

アスペルガー症候群とは、いわゆる発達障害のことです。大人にも子供にも見られる症状で、自閉症とひとつながりにはされますが、自閉症はすぐに判断できるのに比べ、アスペルガー症候群は、少し見ただけでは判断がつきにくいというのが特徴です。自閉症と毎日接している人がアスペルガー症候群の人と何分か話してみて、これに見られる特有の会話のズレなどを感じ取って、初めてそうと分かるほどに気づきにくいとも言われています。
「KY(=空気が読めない)」という言葉が流行っていますが、アスペルガー症候群の症状はこれに近いものがあります。大人でも周りの雰囲気を読み取れず、一方的に話したり、逆に完全に押し黙ってしまったりします。
子供のうちは理解の目があっても、大人になって社会に出るようになると、理解されにくいために苦しい思いをしてしまうことにもなりかねません。
大人のアスペルガー症候群は年々増えているようです。どのように付き合っていくか、今後の課題になりそうです。

大人のアスペルガー症候群、その問題点

アスペルガー症候群の人は、大人も子供も、自分の意思表示はできても、相手の感情や情緒を理解することができません。
アスペルガー症候群の人には、冗談や励ましなどが通じません。社会に出た大人のアスペルガー症候群の人は、雰囲気や流れの読み取れない厄介な人として取られることが多いようです。
大人のアスペルガー症候群の人が仕事に就いたとして、例えば上司から「頑張れ。でも無理はするなよ」という励ましを受けたとします。
当人は励まされたことを理解できません。頑張れ=死に物狂いになれという意味か。しかし、無理するな=だらけるべきか、という両極端しか考えられず、どちらなのかが判断つかずに、結局無反応で終わらせることがあります。上司は反応のない部下を傲慢な奴だと思ってしまうかもしれません。
アスペルガー症候群は、言われたことは理解できますが、「その意味」を理解することができないのです。
大人のアスペルガー症候群は、そういう意味で社会的に苦しい立場にあると言えます。

大人のアスペルガー症候群のチェック

アスペルガー症候群かどうか、というのを診断できるものがあるようです。50以上の項目から総合的に判断をするようです。子供には少し無理かもしれませんが、大人の場合は自分でやってみることもできるでしょう。
大人も子供も、チェック項目は同じです。例えば、集中力が無い、熱中してると周りが見えなくなる、無表情である、などです。
しかし、項目に該当するからといって、自分はアスペルガー症候群だと決め付けてしまわないようにしましょう。専門医から正確な診断をもらうことがいちばんよい方法と言えます。その場合は、大人であっても、付き添いがいると助かるかもしれません。
専門サイトでは、アスペルガー症候群の子供の場合と大人の場合それぞれに分けて、詳しく説明しているところもあります。是非活用しましょう。
アスペルガー症候群は、自閉症の一種ではありますが、大人になれば就職や進学も可能です。信頼できる医師やカウンセラーから、カウンセリングを受けるようにしましょう。


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