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ほくろの原因

ホクロは皮膚の病変ととらえることができますが、医学的には「色素細胞母斑」と呼ばれます。母斑という言葉は生まれつきの”あざ”を意味しますが、ホクロの生まれつきはほとんどありませんので、あえて後天性色素細胞母斑と呼んだりもします。ホクロと黒あざは顕微鏡で組織を見ても区別できないので、大きさやできる時期によって診断されています。先天性が「あざ」、後天性が「ほくろ」、直径が 1cm 以上のものを「あざ」と考えればよいでしょう。

ホクロは皮膚の中のメラニン産生細胞が過剰に増殖し、多数集まる事によっておこります。もりあがったホクロは何らかの原因で腫瘍化してしまった良性腫瘍です。腫瘍ですから”できもの”の一種ということになります。良性ですので、切除などの治療が必要かどうかは主として美容的見地からの判断となります。

ただし、紫外線などによってメラノサイトが刺激されメラニンが多量に作られた結果、ほくろが癌化することがあるので、悪性の皮膚腫瘍かどうかを見分けることが重要です。メラニンは紫外線を吸収して皮膚を黒くし有害な紫外線からからだを守る役割をします。紫外線による日焼けが要因でメラニンが皮膚に残ってしまう「しみ」は誰にでも発生しますが、遺伝や体質によって、ほくろになりやすい人、なりにくい人、また癌化しやすい、しにくいといったことがあるようです。

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ほくろ予防

ホクロは赤ちゃんにはなく生まれつきのものではないことから予防が可能です。ホクロは皮膚の中のメラニン産生細胞の過剰増殖が原因と書きましたが、このことから紫外線を浴びないというのが最善の方法です。紫外線ケアーがそのままほくろ予防になるというわけです。

紫外線ケアーであれば、紫外線カットをする日焼け止めクリームです。また、日傘、帽子、肌の露出をさける衣服を着用することになります。目の周りにほくろを発生させないようサングラスは必需品です。

日焼けはしみ、ソバカスだけでなく、ホクロをつくり、更には癌化の原因にもなっているということを理解することが、ホクロ予防の第一歩と言えるではないでしょうか。

ほくろと癌

「病理検査」の結果、ホクロが実は癌であったということがあります。ほくろ除去の際には良性か悪性か必ず検査し、悪性の場合は他に転移がないかなどの検査が必要になります。

ホクロか癌かの見分け方の目安として、

●形が左右対称かどうか---対称であればホクロ
●色の濃淡があるかないか---濃淡がなければホクロ
●周りとの境目がはっきりしているかどうか---はっきりしていればホクロ
●出血、ウミ、カサブタがあるかどうか---なければホクロ
●急に大きくなったりしていないないか---直径1mm程度のももが1ヶ月ぐらいで3mm程度になったら要注意
などですが、気にかかったら早めに専門医の診断を受けることをお勧めします。

悪性のほくろがもっとも発生しやすい部位は足の裏で全体の30%以上が足の裏というという統計データがあります。続いて、胴、顔、腕の順となっていますが、手足、爪のなかまでほとんどすべての部位のホクロが癌化するデータとなっています。年齢別では70代以上が30%以上です。続いて、60台、50台、となっていますが、40代以上の合計は実に90%にのぼります。足の裏に発症することが多いのは、足裏は常に刺激に晒されているため、小さなメラノーマが長年の刺激により大きく拡大し悪性化していくと考えられています。


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